吉田神社の末社「菓祖神社・お菓子の神社」

2011年9月26日 撮影
KASO-JINJA Shrine, Kyoto - September 26, 2011
kyoto-sozoro.jpg

菓祖神社(かそじんじゃ)、吉田神社の末社のひとつ、祭神は田道間守命(たぢまもりのみこと)と林浄因命(はやしじょういんのみこと)。「京都菓子業界の総意により菓祖神社創建奉賛会を結成、昭和32年11月11日鎮祭」と駒札に由緒が書かれてあり、京都府菓子卸商業組合の祭神となっている。
・京都市左京区吉田神楽岡町30 map
・市バス「京大農学部前」下車徒歩10分
・境内自由
・吉田神社の駐車場を利用、無料20台

吉田神社の境内にある末社の1つ、お菓子の神様。菓祖神社です。吉田神社からは大元宮に向う坂を登り始めて、すぐ左に参道が開いています。写真、左の赤い鳥居がそれです。

kasojinja1.jpg

菓祖神社へはなだらかな石段を登って行きます。

kasojinja1.jpg

薬祖神社です。

kasojinja1.jpg

石柱一つ一つは京都のお菓子やさんが寄進したもの。

kasojinja1.jpg

菓祖神社の祭神のひとり「田道間守(たぢまもり、たじまもり)」については、ある伝説があります。むかしむかし、垂仁天皇の頃(B.C.60年頃)天皇が不老不死の霊菓、非時香菓(ときじのかぐのみ)を探してくるよう命じた。

kasojinja1.jpg

そこで田道間守は大陸に渡って「非時香菓」を探し、ついに見つけて10年後に持ち帰った時、垂仁天皇は既になくなっていた。非時香菓はその後「田道間花」と呼ばれ、「たちばな」と読み替え、「橘」と書くようになった、とのこと。

古代の菓子は果物であったともいわれ、田道間守が持ち帰った橘(みかん)もお菓子のルーツです。その伝説の田道間守が祭神として祀られているのです。

もともと田道間守が祀られた神社は但馬国(たじまのくに)(現兵庫県豊岡市)の中嶋神社であり、菓祖神社はここから分霊されたものです。

kasojinja1.jpg


Ads by Google



Copyright (C) 2014 Zaucats, All Rights Reserved.

back-to-top.jpg
トップへ