京都歳時記 - 10月

「時代祭」その5 2012年10月22日

JIDAI-MATSURI Festival, Kyoto - October 22, 2012
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時代祭(時代祭)。京都三大祭りのひとつ。1895年、平安神宮が創建された後、市民組織である「平安講社」が設立され、その記念事業としてスタート。平安京誕生の日である10月22日、平安神宮の祭神である桓武天皇と孝明天皇の御霊がお供を従えて平安神宮へ行く」という形をとる。明治からさかのぼって平安時代まで、それぞれの時代の著名人がその時代の衣装で登場する。

「藤原公興参朝列」

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「平安時代婦人列」

巴御前さんです。木曽義仲とともに出陣した時の姿。

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横笛さん、建礼門院の雑仕女です。平家物語の「維盛高野」の巻、滝口入道との悲恋物語に登場します。「はい、チーズ!!」

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常磐御前さん。源義朝の側室、源義経の母です。

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平清盛のもとに子どもたちの助命嘆願に向かう姿を表しています。寒い大原に向いますので雪の中でも歩けるような靴を履いています。

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清少納言さんと紫式部さん。呉越同舟です。

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こちらは衣装に注目。十二単です。さすがにこの重量級の衣装を着て歩けませんね。

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「紀貫之の女」さん。平安後期の若い未婚女性の姿だそうです。

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そしてあの小野小町さん。平安初期の女官の礼服姿で。

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小野小町の付き人さんですが、今年の「ミス時代祭」でしょうか。

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和気広虫(わけのひろむし)さん。和気清麻呂のお姉さんです。西暦730年生まれですから時代祭り参加者の中では最年長でしょうか。「藤原仲麻呂の乱」で親を失った子供たち(戦争孤児)の養育に尽くしたことで知られています。
また広虫さんは兄の清麻呂とともに桓武天皇を補佐した平安遷都の功労者。現在二人は護王神社に祀られています。

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今日は孤児4名を引き連れて。子どもたちが可愛い。

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百済王明信(くだらのこにきしみょうしん)。藤原継縄の妻ですが、先祖は百済王家です。平安初期の女官最高位に就きました、まるで竜宮城の乙姫様ですね。桓武天皇の初恋の人とのことです。

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時代衣装を2時間の間、ただ眺めるだけではつまらないですから、時代祭に登場する人物について事前に勉強しておくと面白さ倍増です。男性の登場人物は武勇伝が多く、また日本史の中に出てくる内容が中心ですが、女性に関しては衣装の色鮮やかさもさることながら、人間味のあるお話も多く残っていて興味深く見学できました。






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