祇園祭「宵山・山鉾巡り」(4)

撮影 2011年7月16日
Yoiyama (4) Gion Festival, Kyoto - July 16, 2011
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 祇園祭(ぎおんまつり)。八坂神社の祭り、7月1日から1ヶ月かけて行われる。京都三大祭りのひとつ、あるいは日本三大祭りのひとつ。
 平安初期、京都に蔓延した疫病を鎮めるため、卜部日良麿が当時の国の数である66本の矛と神輿3基により牛頭天王を祀って御霊会を行ったのがその起源といわれる。970年から毎年行われ、途中の中断もあるが現在まで続いている。



商店の格子から中を覗き込むたくさんの人たち、そう、ここは屏風祭(びょうぶまつり)の一つ「大日」さんです。

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中には素晴らしい屏風と絨毯、そして特にこの琴。装飾も立派でかなり貴重なものでしょうね。

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「鷹山(たかやま)」の会所です。鷹山は現在3つある「休み山・休み鉾」(山鉾が失われてしまって巡行に参加しない)のひとつです。場所は三条通室町西入ル。1826年の激しい夕立で大破、さらに禁門の変により御神体と一部の懸装品以外を焼失し休み山となってしまいました。

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こちらがご神体。左は「鷹匠」在原行平といわれています。中央は樽を背負いちまきを持つ「樽負い」、右は「犬飼い」とワンちゃん。中央「樽負い」はからくり人形だったそうです。右手に持ったちまきを口に持っていって食べていたそうな。

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白黒モーモー模様のワンちゃんです。昔はこういう模様のワンちゃんが多かったのでしょうか。

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次の休み山は「布袋山」、ビルの一階に設けられたちっちゃな会所です。でもちゃんとちまきを売ってます。

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宝暦年間(1751-)から山鉾巡行には参加せず飾り山とされていました。さらに1788年、ご神体と童子を残して焼失。

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ご神体の布袋様と童子です。

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こちらは休み鉾「大船鉾」の懸装の品々。船鉾は「出陣の船」、大船鉾は「凱旋の船」として、後祭の最後を飾ったそうですが幕末のどんどん焼けで消失しました。現在鉾を復刻中、2014年の巡行復帰を目指しているそうです。

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「黒主山」は華やかですね。

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「橋弁慶山」

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会所には近隣の関係者のみしか入れません。残念。

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新町通を南下してやっと船鉾にたどり着きました。今年は昨年よりも人手が多い。土曜日の宵山だったためでしょう。

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