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「奥山・方広寺の釈迦三尊像」 - 撮影 2013年11月7日
HOKOJI Temple, Okuyama, Hamamatsu. - November 7, 2013
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方広寺(ほうこうじ)、山号は深奥山(じんのうざん)、臨済宗方広寺派の本山、本尊は釈迦如来像。1371年、無文元選禅師にを開山とし、奥山六郎次郎朝藤による開基。方広寺の鎮守神は「奥山半僧坊大権現」、全国に広まった半僧坊信仰の発祥。
 ・静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1 map
 ・TEL 053-543-0003
 ・アクセス JR浜松駅より「奥山行き」約60分
    第2東名高速「浜松いなさIC」より10分
 ・拝観時間 9:00-16:00、拝観料

浜松市の北部、山奥に奥山・方広寺があります。2014年3月、釈迦三尊像が重要文化財に指定されましたが、これは指定される前の写真レポートです。初秋のある日、方広寺を参拝しました。

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受付から上がり、本堂に入ります。

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本堂内は左右に幅広く、奥側に内陣があって釈迦三尊像が祀られています。

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明るくライトアップされていて、たいへん見やすい。重文指定された時の正式な名称は「木造釈迦如来 及び 両脇侍坐像」です。

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中央に中尊の釈迦如来、左脇侍が文殊菩薩(向かって右)、右脇侍が普賢菩薩(向かって左)です。重文指定前は自由に内陣に入ることが出来、間近で拝むことが出来ました。

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像の銘文に、製作は1352年、院吉・院広・院遵作であることがはっきり光背の裏に記載されています。この三尊像は当初、茨城県東茨城郡城里町の清音寺にありましたが、明治後期に方広寺にもたらされました。また、元禄三年には徳川光圀公の信仰を受けて修復されたことが明記されています。

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やさしく、かつ威厳のあるお顔。

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左の普賢菩薩です。ゾウに乗っています。

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右の文殊菩薩です。獅子に乗っています。

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京都に運び修復してもらった時の写真が掲示してありました。

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庭を額縁に入れて眺めます。

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折から、境内のもみじが色づき始めていました。以前に、紅葉真っ盛りの時に訪問したことがありますが、たいへん見応えのあるものでした。紅葉シーズンの参拝はお勧めです。

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