真如堂 四季のうつろい 2012年11月9日
Shinnyodo Temple, Kyoto - December 20, 2014
「十一月、ハナノキの紅葉」

真如堂(しんにょどう)、正式名は真正極楽寺。天台宗。本尊は阿弥陀如来立像。984年、比叡山の僧である戒算が比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を東三条院詮子の離宮に安置したのが始まり。のち、寺町など京都市内を移転したあと、現在地は1693年から。三井家菩提寺。春は桜、秋は紅葉の名所。

 ・京都市左京区浄土寺真如町82 (TEL 075-771-0915) map
 ・境内 自由、書院庭園の拝観は 500円
 ・アクセス 市バス「真如堂前」下車 徒歩10分
 ・駐車場 無料 約10台、紅葉時は不可

紅葉の始まった真如堂です。今年は例年よリもやや早く色づき始めました。

shinnyodo451.jpg

なかでも手水舎を覆いかぶさるようにそびえる大きな「ハナノキ」は見事、真如堂でも一番早く色付きます。

shinnyodo451.jpg

ハナノキはカエデの一種(カエデ科カエデ属、Acer pycnanthum)。ハナカエデともいいます。

shinnyodo451.jpg

赤黄緑が混ざって、まるで花が咲いたよう。

shinnyodo451.jpg

shinnyodo451.jpg

散り紅葉も色とりどり。

shinnyodo451.jpg

本堂からのながめです。「十夜大法要」が行われていて、結縁のための綱が渡してあります。

shinnyodo451.jpg

shinnyodo451.jpg

華麗な花の色は虫達を集めて受粉を促進するため、美しい色の鳥の羽はメスを呼び寄せ交配を促進するため。すべて美しいものには理由があります。しかし、紅葉には生物学的な目的がない。なぜ美しいのでしょう?

shinnyodo451.jpg

「ハナノキ」という名前の由来が、これで理解できました! なおこのハナノキは昭和4年、三井家から真如堂に寄進されたものだそうです。

shinnyodo451.jpg

こちらは今年の3月末に撮影したハナノキの花です。駐車場も脇にある別のハナノキです。花も真っ赤!

shinnyodo451.jpg


Ads by Google

Copyright (C) 2014 ZauCats, All Rights Reserved.

back-to-top.jpg
トップへ