「はねず踊り 2011」

撮影 2011年3月27日
Hanezu Odori 、ZUISHIN-IN Temple, Kyoto - March 27, 2011
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「はねず」とは薄紅色のこと、梅の花も「はねず」と呼ばれた。とくに随心院の紅梅はこの名称で呼ばれていた。かつて深草少将がこの地の住んでいた小野小町を慕って百夜通いを続けたが、99日目は大雪のため代わりの者に行かせたたが、小野小町がそのことに気付き少々に愛想を尽かした、と、はねず踊りの歌の中で伝説を伝えている。はねず踊りはこの様子を地元の子たちが門前で踊る。一度すたれたが1973年に復活、はねず踊り保存会により毎年3月、公開されている。
 ・京都市山科区小野御霊町35
 ・京都市地下鉄東西線「小野」下車 東へ徒歩5分
 ・駐車無料

随心院は小野小町ゆかりのお寺。はねず踊りは深草少将が百夜通いした故事がテーマの舞です。

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踊るのは地元の小学生たち。はじめにミス小野小町によるインタビューがありました。

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お囃子の皆さん、尺八は唄は平沼泰子さん、山副妖山さん、箏は小國綾子さんです。

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「あーりゃこれこれ これは楽しや 小野のお寺の 踊りでござる
 はねず踊りと 申してござる
 めでた めでたの こりゃせ おどりでござる
 みんなそろうて さぁ おどりはじめじゃ めでたやな めでたやな」




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「少将さまがござる 深草からでござる 毎夜よさりに 通うてござる
 かやの実で 九つ十と 日かずかぞえて ちょいとかいまみりゃ
 今日もてくてく よー おかよいじゃ」

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「少将さまがござる 深草からでござる 雪の夜みちを とぼとぼとござる
 今日でどうやら 九十と九夜 百夜まだでも まぁおはいりと
 あけてびっくり よー おかわりじゃ




「はねず踊り」の次に「今様」の舞が披露されました。箏の演奏と唄は引き続き平沼泰子さん。

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本日、三番目のプログラムは「いちひめ雅楽会」による演奏と舞。

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五条の市比賣神社の宮司:飛騨邦冨さん(故)がはじめられ、現宮司である飛騨富久さんが継承、200名以上の会員に雅楽を教えていらっしゃいます。

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おみやげの「はねず ういろう」です。黒耀味でした。

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