六角堂(頂妙寺)・盛夏

2014年7月25日 撮影
ROKKAKUDO - CHOMYOJI Temple, Kyoto - July 25, 2014
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六角堂(ろっかくどう)は通称、正式名は頂妙寺(ちょうみょうじ)、天台宗系単立寺院、本尊は如意輪観世音菩薩。創建は古く、587年、聖徳太子による。西国三十三箇所のうち第十八番札所。境内自由。
聖徳太子がこの地を訪問したとき、池で水浴をした。そばの木に衣類とともに持仏の如意輪観音を収めた箱を置いておいたところ動かなくなってしまった。そこでこの地に六角形の堂を立てて祀った、と伝える。頂妙寺の本坊は聖徳太子が水浴した池にちなんで池坊とよばれた。12世専慶が立花(たてばな)の名手として知られ、ここから華道の池坊が始まった。
 ・京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248 map
 ・TEL 075-221-2686
 ・地下鉄烏丸線「鞍馬口」下車徒歩6分
 ・境内自由


大変暑い早朝、六角堂のお参りです。前回の訪問は、ミニチュア模型のように小さなご本尊が特別公開された時ですから、ずいぶん久しぶり。

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境内に入ると、時計がとまったように、何も変わっていません。右に見える大きな木は「六角ヤナギ」別名「縁結びのヤナギ」、たくさんのおみくじが結わえられていますね。すべて良縁を祈願するおみくじなんですよ。

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六角堂は通称名、本堂の屋根が六角であることに由来します。こちらの正式名称は「頂法寺」です。

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お参りして、本堂の周りをぐるっと一周しました。本堂右側には石組みの上に十六羅漢。数えると16以上ある。それを覆うように枝を広げたヒメシダレザウラ。もしこれが満開の時期に参拝できたら、あなたはたいへん運がいい。見事ですよ。

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(以前撮影した写真です。ほら、こんなに!)

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本堂の裏手に赤いお堂、これは「太子堂」です。なかに聖徳太子2才の像が納められています。

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「太子堂」を取り囲む池に白鳥が悠々と泳いでいます。かわいいからといって決して手を出してはいけません。噛み付かれますから。なおこの池は華道「池坊」の語源ともなった池です。

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右の白い壁は池坊本部ビル、左には形の良い松。

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松の木の下に入り、上を見上げてビックリ。なんとフクロウが。最初は本物かと見間違えましたが、まわりの木にもあちこちに同じ形の「木彫模型」!!

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茶所にも木彫のフクロウが置いてありました。

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六角堂は鳩が多いことでも知られていますが、このハトたち、病気かと思いました。羽根を広げてじっとしています。しばらく観察しているうちに、これは羽根の虫干しをしているのではないか、という結論に達しました。この日は強烈な太陽光。そして特に地面が暑くなっているところにハトたちが集って羽根を広げていますので。(あとで調べると「鳩の羽根b干し」という行動のようです。)

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ビルの谷間の六角堂でした。なお、左端に見えるビルに入り、エレベータに乗れば六角堂を上から見下ろし六角形の屋根を確認できますよ。

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(以前撮影した写真です。エレベータの中からだけ見ることが出来ます。)

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