「深緑の粟田神社」

2018年5月22日 撮影
AWATA SHRINE, Kyoto, JAPAN - May 22, 2018
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粟田神社(あわたじんじゃ)、祭神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)大己貴尊(おおなむちのみこと)。876年、清和天皇の時、神祇官並びに陰陽寮より「この年隣境に兵災ありて、秋には疫病多いに民を悩ます」と天皇に奏上、ただちに勅命によりこの地に社が建てられたという。京の七口の一つ「粟田口」に所在する。
 ・京都市東山区粟田口鍛冶町1
 ・地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩7分

粟田神社は、京都七口の一つ「粟田口」にある神社です。具体的には東に向かって伸びる東海道の出発点にある「旅立ち守護・旅行安全の神」の神社です。またこの神社の例祭で使われる「剣鉾」は、祇園祭の山鉾の原型になったとも言われています。さて、粟田神社の入り口は三条通に面し、赤い門構え、その奥に一ノ鳥居があります。

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参道を少し進むと、旧東海道の細い道を超えて二ノ鳥居。鳥居の左には境内摂社の鍛冶神社がありますが、参拝レポートはこちらから。

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深緑に包まれたゆるやかな参道を登れば粟田神社の境内です。

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参道を登れば境内が広がります。すぐ右手は社務所、左には舞殿、そして奥に本殿が見えます。

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本殿です。祭神の建速素盞嗚尊(すさのおのみこと、牛頭天王)を祀ります。

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本殿を左横から眺めました。

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こちらの絵馬は剣鉾をかたどっています。

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社務所の左側に能舞台がありますが、そこに気になるものが飾ってありました。

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張り子で作られたもののようですが。

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その正体はこれでした。「粟田大燈呂」です。江戸時代の「夜渡り神事」に起源があるそうで、お神輿の前に数百の灯籠が先導して衆人の目を驚かし壮観であった」と古書に書かれています。2008年には180年ぶりに夜渡り神事を復活させ、以後続いています。毎年「体育の日」の前日に開催されています。

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ここから、境内にある摂社、末社をご紹介します。本堂の左側にはズラッと末社が並んでいます。いちばん手前は「朝日天満宮と多賀社」、つぎに「大神宮」、「出世恵比寿神社」など。

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本殿向かって右側は「吉兵衛神社」。土地の守り神。

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「太郎兵衛神社」、こちらも土地の守り神。

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「北向稲荷神社」、三条小鍛冶宗近にゆかりのお稲荷さんです。一条院の勅命により刀を作る際、相槌を打ったのがこのキツネだと伝わっています。

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うっそうとした竹林の下に末社は並んでいます。

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なお、粟田神社は小高いところに位置しますので境内から北側の眺望は抜群。近くには平安神宮の大鳥居。遠くには黒谷さんの大屋根、さらにその向こうには北山が望めます。

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