「見徳古墳」(浜松市都田町)

撮影 2017年7月20日
KENTOKU-KOFUN Ancient Tomb, Shin-Miyakoda, Hamamatsu - July 20, 2017
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見徳古墳(けんとくこふん)、古墳時代後期(7世紀初頭)円墳。直径12m、高さ2mほどの。市指定史跡。もとは4基の古墳群であったが3号基のみが残り公開されている。保存状態は良く中に入って見学ができる。
 ・静岡県浜松市北区都田町
 ・TEL 053-457-2466(浜松市役所市民部文化財課)
 ・アクセス バス「カインズモール都田」下車歩10分
 ・駐車場あり、都田総合公園北駐車場

浜松市北部、新都田の「都田総合公園」に隣接する「見徳古墳」をご紹介します。浜松市北部は古墳の宝庫、何百という古墳があるのですが、大部分は公式な調査がされておらず、開発により失われたものも少なくありません。その中で「見徳古墳」は浜松市の史跡に指定され、よく保存・管理されている古墳です。
 アクセスは便利で、都田総合公園の北駐車場が至近の駐車場。向かいには「沢上墓苑」というお墓があります。7段の階段を登ってお墓に入り、すぐに左手に折れて進みます。

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奥に進んでいくと高台が見えますので階段を登ります。

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階段を登ったところに古墳が現れます。ここは「見徳墓苑」という墓地で、都田町の横尾と谷上という地区の住民の専用墓地となっています。見徳古墳は墓地の中にありますのでお墓参りの方の邪魔にならないように静かに見学しましょう。

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古墳を正面から見ます。季節によっては墳丘の上はビッシリと雑草で覆われています。今回の訪問直前に草が刈られたようで、墳丘の形がよく確認できます。

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横穴式石室は奥行き8mほど、もちろん照明はありませんので懐中電灯などを持参するといいですね。

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それでは内部を探検します。

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入口は比較的狭く、大人であれば少し身をかがめなければ入れません。

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途中に2ヵ所、左右から岩が張り出しています。手前が「羨門」、奥が「玄門」です。

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もっとも奥が「玄室」で、広い部屋になっており天井まで2mの高さがあります。ここに石の棺が納められていました。正面には最大の岩「鏡石」が立てられています。さて、1400年前、ここに葬られたのは誰であるか、が謎です。文字の使用がまだ一般的ではなかった時代、当然記録はありません。おそらく墓の主は都田在住の地方豪族であろうと考えられています。
 Zaucats説> 都田地区には縄文時代からの住居跡があり、弥生時代の遺跡や銅鐸が発掘されています。その後、続々と古墳が作られましたので、このエリアは長年に渡って住人が代々生活を営んでいたと思われます。都田の苗字や地名の調査から、人の出入りが少ない地域であることが知られており、ひょっとすると古墳の主はここ見徳墓苑のお墓に葬られている方々のご先祖様かもしれません。(参考:「都田とは〜その地勢と歴史」

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床には丸い石がびっしり敷き詰められていました。奥の鏡石には北斗七星の形に黒い点が見えたので「すわ! 古代人の絵か!」と思ったのもつかの間、黒い点が動き、カマドウマ(虫)が犯人でした。

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古墳を斜めうしろから眺めています。墳丘の上には石が積まれて台状になっていますが、後世の人が作ったもの。上にお地蔵さんが祀られていました。その後、嵐か何かが原因でお地蔵さんが倒れ、先日、古墳入口の左側に移動しました。

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