「仁和寺・散りぞめの御室桜」

2019年4月19日 撮影
Cherry Blossoms in NINNAJI Temple, Kyoto - April 19, 2019
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仁和寺(にんなじ)、真言宗御室派の総本山、本尊は阿弥陀如来。光孝天皇の勅願で886年に建設開始、宇多天皇の時(888年)に完成。皇室とゆかりの深い寺で、出家後の宇多法皇が住まわれたことから「御室御所」(おむろごしょ)と呼ばれる。遅咲きの桜(御室桜)の名所。世界遺産に登録されている。
 ・京都市右京区御室大内33
 ・075-461-1155
 ・アクセス 市バス「御室仁和寺」下車すぐ
 ・境内自由
 ・駐車場 あり 500円

仁和寺の御室桜は京都でも屈指の桜の名所です。 かなりの遅咲きで知られていて、他が終わったころ満開を迎えます。例年だと4月半ばに満開を迎えます。今回の訪問は四月下旬です。さてこのように遅い時期、御室桜はどうなっているでしょうか?

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山門の手前に「おむろ桜 落花さかん」と掲示されています。少し心配になってきました(汗)。門をくぐると広い参道の左右に多くの桜が目にとまりました。御室桜ではありませんが様々な品種の桜が植えられているようです。まずこれらの遅咲き桜をじっくり眺めることにします。

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まず目に入ったのは「御衣黄」、花色がグリーンのちょっと変わった桜です。事前知識がなければ葉桜と間違えて通り過ぎてしまいそう。

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御衣黄の咲き始めはグリーン一色ですが、日が立つに連れて紅く染まっていきます。

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そのとなりに「普賢象」、豪華な八重の大輪です。白からピンクへのグラデーションが見事ですね。

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これは「有明」、御室桜として知られる種類です。このあと観に行く桜園の中にびっしり植られています。花はまだ残っていますが葉も出ていますね。葉色が赤みを帯びているのが幸い。

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それにしてもすばらしい散り桜!

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桜園に入る前にあと2種類。こちらは「大沢桜」、淡い紅色の桜です。

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こちらはひときわ色鮮やか! 仁和寺の遅咲き桜シリーズの最後に「閑山」です。この花びらの塩漬けはお祝いの席で出される桜湯に使われるのだそうです。

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桜園の御室桜は「落花盛ん」

ではそろそろ赤門をくぐって桜園の御室桜を観に行きましょう。

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桜のトンネルと散り桜。

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風が吹く毎にハラリハラリと散っていきます。

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やはり定番アングルはこちら、五重塔と桜。

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ところで五重塔を覆うこの足場は昨年の台風21号により被った屋根の被害を修復しているのだそうです。

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珍しい種類の桜を発見! ウワミズザクラ!

今回の桜見物のトピックです。経蔵の裏で奇妙な形の白い花を発見。初めはこれが桜の花だとは思いませんでした。

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帰宅後、ネットで検索すると「ウワミズザクラ」(上溝桜、Padus grayana)であることがわかりました。こんな形の桜もあるんですね!

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