琵琶湖疏水「蹴上インクライン」の桜

2013年3月31日 撮影
Cherry Blossoms in KEAGE SOSUI, Kyoto - March 31, 2013
kyoto-sozoro.jpg

琵琶湖疏水(びわこそすい) 明治維新と東京遷都に伴い、京都は衰退し始めたが、第3代京都府知事の北垣国道が復興策として、田邉朔郎を主任技術者として任じて開発した。1885年に着工、1890年には大津から鴨川合流点まで完成、1891年には蹴上発電所、1895年には京都・伏見間で日本初の電気鉄道が運転を開始した。

 ・琵琶湖疏水、蹴上インクライン map
 ・アクセス 地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩すぐ
 ・駐車場、なし

南禅寺といえば桜よりも紅葉の名所。その南禅寺エリアにおいて最も見応えのある場所はここ、インクラインです。京都の桜名所のひとつ。写真はインクラインの北端。右の建物は「疎水記念館」、正面は「南禅寺船溜まり」です。

incline11.jpg

写真はここに立つブロンズ像「巨大な輝き」です。

incline11.jpg

インクラインとは「傾斜鉄道」と訳されています。ケーブルカーの総称ですが、国内では疎水の蹴上インクラインが最も有名。船を運ぶ鉄道の代名詞のように使われています。ここ蹴上は落差が大きく運河が中断します。水は暗渠で、船はインクラインで運びました。当初は伏見にもインクラインがあったそうです。

incline11.jpg

蹴上インクラインは、高低差36m、全長582m、1891年に運転開始。荷物運搬船を台車に乗せて運びます。レールが当時のまま残されています。レールの中央にあり、台車を引っ張る鋼鉄ワイヤは残されていません。

incline11.jpg

当時の台車が保存されています。船も載せてありますね。運河で荷物を運ぶ船は底が平ら。高瀬舟もそのひとつでした。

incline11.jpg

インクラインが一年で一番の賑わいを見せるのは桜の季節。軌道上は見物客でいっぱいです。

incline11.jpg

起動の上を両側から桜の枝が覆って、花のトンネルのよう。枕木と枕木の間は砂利が敷かれていて、たいへん歩きにくい。ハイヒールだと捻挫しますよ。

incline11.jpg

蹴上、ねじりまんぼ付近です。老若男女、満開の桜を楽しんでいます。

incline11.jpg

incline11.jpg


Ads by Google



関連コンテンツ


Copyright (C) 2013 Zaucats, All Rights Reserved.

back-to-top.jpg
トップへ