「青もみじの興聖寺」

2016年5月27日 撮影
Koshoji Temple, Uji, Kyoto - May 27, 2016
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興聖寺(こうしょうじ)、曹洞宗、本尊は釈迦三尊像。道元は中国宋から戻り、建仁寺などで修行した後、1233年、興聖法林禅寺として曹洞宗初の道場を伏見深草に開創した。その後、道元は越前の永平寺に移って興聖法林禅寺は衰退。1648年、淀城主の永井尚政により現在の地に再興した。
 ・宇治市宇治山田27-1
 ・TEL 0774-21-2040
 ・京阪電車「宇治」下車徒歩15分)
 ・拝観料:志納(¥300以上)
 ・駐車場なし

緑が深まりつつある季節、宇治の古刹「興聖寺」をご紹介します。平等院や土産物店などが集まる中心地からは橋を渡り、宇治川沿いに河畔の道を上流に10分ほど歩きます。にぎやかなエリアから少し離れていますので静けさを満喫できますよ。

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入口は石の門。本堂までまっすぐ伸びた参道は「琴坂」とよばれ古くから紅葉の名所ですが、同時に青もみじの名所でもあります。上り坂ですので青もみじを眺めながらゆっくりと歩きましょう。

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この参道は切通になっていて、土の部分と岩盤が交互に現れます。土の部分は石垣になっていますが、岩盤の部分は削るのがたいへんだったことでしょう。

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二の門から三の門、そして本堂です。

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空を覆う「青もみじ」。

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2016年春放送のNHK観光ドラマ「京都人の密かな楽しみ」ではここでロケが行われましたね。

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志納にて本堂ほか、建物内部を拝観できます。右に進むと庫裏があり拝観入口です。ここで志納し靴を脱いで上がります。

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廊下をまっすぐ進むとまず方丈と大書院の間の内庭・池泉式庭園に出ます。池は方丈と大書院をつなぐ渡廊下の下まで伸び、大きなコイがゆうゆうと泳いでいます。

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本堂と開山堂の参拝を終え座禅修行の場・僧房に向かう途中に目を引くものが2つ。ひとつはこの使い古された魚板です。魚板を叩くマレットが置いてなかったので現役では使われていないようでした。

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もう一つは赤い顔の三面大黒天様。笑ってますね。「笑う」という感じはこの顔を象形文字化したものでしょうか(笑)。

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堂内をぐるっと一周し入り口に戻る途中の渡り廊下から。

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どうでしたか? 五月の興聖寺。青もみじを堪能できましたでしょうか?

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