「北野天満宮・紅梅殿と西の広場」

2017年4月8日 撮影
UME Blossoms in KITANO-TENMANGU Shrine, Kyoto - April 8, 2017
kyoto-sozoro.jpg

北野天満宮(きたのてんまんぐう)、祭神は菅原道真公。「天神様」ともよばれ、全国津津浦々にある分社は学問の神様として、「学業成就」を祈願する受験生でにぎわう。
 ・京都市上京区馬喰町 map
 ・TEL 075-461-0005
 ・市バス「北野天満宮前」下車徒歩3分
 ・境内自由
 ・無料駐車場あり、ただし天神市の日はなし

北野天満宮では2027年の「千百二十五年 半萬灯祭」に向けて菅原道真の邸宅を再現する工事が2015年から始まりました。三光門の西側が「西の広場」として整備され、国宝「北野天神縁起」別離の段に描かれた「紅梅殿」や「紅梅殿別離の庭」が再現されまています。梅シーズンも終わり落ち着いた北野天満宮の境内、今回は西の広場を中心にご紹介します。

kitanotenman171.jpg

西の広場へは、楼門をくぐって左に進みます。木の橋を渡ると西の広場です。(この写真のみ2月17日に撮影したものです。梅が満開ですね。)

kitanotenman171.jpg

数年前までこの橋はありませんでした。ここに「御手洗川」が作られ、そこに架けられた新しい橋です。

kitanotenman171.jpg

橋の上から左を眺めると従来からの摂社・末社が並んでいます。ただ、受験合格祈願の絵馬社は境内北側(本殿の左後ろ)に移転しました。

kitanotenman171.jpg

こちらが「紅梅殿」です。以前は本殿を囲む築地塀の西側に沿って建っていましたが、曳家工法によってこの位置まで移動してきました。

kitanotenman171.jpg

あらたに造営された「紅梅殿別離の庭」の全景です。

kitanotenman171.jpg

せせらぎも作られ「曲水の宴」の開催も可能です。

kitanotenman171.jpg

紅梅殿の南側には豊国社などの摂社並び「連歌所の井戸」がその一角にあります。

kitanotenman171.jpg

以前は簡素な屋根のみの井戸でしたが、今回の整備の一環として立派な囲いと屋根が作られました。

kitanotenman171.jpg

整備事業はまだ進行中です。今後は植栽も成長し「北野天神縁起絵巻」に描かれた景色により近いものになっていくことでしょう。

kitanotenman171.jpg

桜の季節は北野天満宮にとってはシーズンオフ、本殿前は静かです。では次の訪問地、平野神社に向かいましょう。

kitanotenman171.jpg



北野天満宮・四季のうつろい
  10年以上にわたって、四季折々の表情を写真に収めました。
こちら こちら


Ads by Google



関連コンテンツ


Copyright (C) 2017 Zaucats, All Rights Reserved.

back-to-top.jpg
トップへ