清水寺の「地主神社」台風の爪あと

2018年9月14日 撮影
JISHU SHRINE in Kiyomizu, Kyoto JAPAN - Sep.14, 2018
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地主神社(じしゅじんじゃ)、祭神は大国主命ほか。清水寺の境内にあるが縁結びの神さまとして有名。創建は清水寺以前という。境内にはふたつの「恋占いの石」があり、目をつぶって片側から別の片側にたどり着ければ恋はかなうという。
 ・京都市東山区清水1-317
 ・075-541-2097
 ・アクセス 市バス「清水道/五条坂」下車、徒歩10分
 ・拝観 300円、開門 6:00 - 18:00 駐車場なし

清水寺の本堂(取材時点で修復工事中)の裏手にある地主神社は縁結びの神様。いつの若い人たちで賑わっている神社です。9月4日に近畿地方を襲った超大型の風台風による被害のため参拝中止になりましたが12日から参拝が可能になりました。今回の参拝は再開直後のものです。

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荒々しい台風の爪痕、鳥居の右上部が吹っ飛んでいます。石の鳥居ですので単に強風で壊れたとは考えにくい。倒木が命中したのでしょうか。2mほどの鳥居の一部が落ちていました。もし人に当たっていればたいへんな惨事になったでしょう。とにもかくにも境内の片付けは終わって参拝が再開しました。境内をぐるっとひと回りしましょう。本殿のほか、末社もたくさんあります。

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清水寺の境内にあるため、清水寺の一部のように思われがちですが、じつはまったく独立した神社で、その創建は清水寺よりも古いのです。あまりにも古すぎて記録が残る以前なのです。平安京遷都の前に清水寺を建立したといわれる坂上田村麻呂も地主神社をお参りしたとのこと。古いですね。古代から「蓬莱山」とよばれ、この地域の信仰の場だったそうな。

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階段を登ったところでお迎えなのは縁結びの神様「大国主命」と因幡の白うさぎ。

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大国主命の像の右側に手水所があります。(末社ではありません)

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どんな望みごとにも対応できるよう、柄杓はいろいろ取り揃えてあります。

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そのまま奥に進むとお稲荷さん「栗光稲荷(くりみついなり)」。商売繁盛の神様です。

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本殿のある一段高いところに上がります。

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うしろの大きな屋根が本殿です。国の重要文化財に指定されています。

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本殿の前にあるので本殿の一部かと思いきや「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」という末社です。心についた不浄、を祓い清めてくれる神様です。

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本殿に向かい合って建っている建物は「拝殿」、これも国の重要文化財。一般的な神社では拝殿を通して本殿を拝むものですが、地主神社は境内が狭いため本殿と拝殿は向かい合わせ。天井には狩野元信による「丸龍」が描かれていて「八方にらみの龍」と呼ばれています。

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境内の西側にある絵馬所。

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境内の真ん中に「恋占いの石」。2か所置いてあって、目をつむって片方からもう片方までたどり着ければ恋は成就します。なおこの石は縄文時代の祭祀遺物だそうです。京都盆地がまだ湖だったころのものです。地主神社のある高みは島のように陸地になっていました。

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境内には修学旅行生がたくさん。観光タクシーの運転手さんのガイドで修学旅行生が挑戦していました。

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もうひとつ人気なのが「人形(ひとがた)祓い」です。人の形をした白い紙に名前と年齢、願い事を書いて水に浮かべると紙が溶けて願いが叶います。¥200です。

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本殿の左手にある「おかげ明神」です。どんな願い事でも一つだけかなえてくれる神社です。女性の参拝者が多い。神社の後には「いのり杉」が立っていて、この杉には別名があります。「のろい杉」、、、、

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