浜松市マスコットキャラクター

「出世法師 直虎ちゃん」と「出世大名 家康くん」

NAOTORA-CHAN and IEYASHU-kun, Hamamatsu City, Japan
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「出世法師 直虎ちゃん」(しゅっせほうしなおとらちゃん)。2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の放送に先駆け、直虎ゆかりの地、浜松をPRするために就任したゆるキャラ。直虎は徳川四天王の一人、井伊直政を育て上げ、井伊家の断絶を救った女城主。
「出世大名 家康くん」(しゅっせだいみょういえやすくん)。浜松市の地域おこしの目的で市制100周年マスコットとして、また公式ゆるキャラとして2011年に登場。徳川家康は、若い頃の17年間を浜松で城主を務め、この後天下を統一したことにちなむ。2015年のゆるキャラグランプリで優勝。2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で再び脚光を浴びます。

筆者が住んでいる地域を舞台にNHK大河ドラマが繰り広げられることは一生に一度あるかないかでしょう。そこに住む人間として地理的アドバンテージと知識を武器に、この好機を自身のブログに生かさない手はありません。「ラッキー!」の一言に尽きます。

「井伊谷」「気賀」「奥山」「川名」「瀬戸」「久留米木」「祝田」「伊平」「都田」、どれも人口が数百から数千の浜松北部郊外にある片田舎の小さな町(村)ですが、これらの地名が大河ドラマの中で繰り返し語られるなど考えたこともありませんでした。それまで山間地で平々凡々な人生を歩んできた人に対し、いきなり「今日からあなたはスターです。」と言われて1万ルクスのスポットライトを浴びせられたようなものなのです。

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(井伊谷城跡から井伊谷の里を見下ろす。向こうに広大な三方ヶ原、さらにその向こうに浜松の街がかすんで見える。)

「出世大名 家康くん」

さて、直虎に先立つこと5年、浜松市の公式キャラクターとして「出世大名 家康くん」が登場しました。戦国時代の17年間(29歳から45歳まで)、浜松城に居を構えた徳川家康はのちに天下統一しますが、いうなれば浜松は出世の足がかりになった地。このことから浜松城は別名「出世城」とも呼ばれています。

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たまたま浜松城公園に居合わせた「家康くん」とツーショットさせていただきました。身につけているものはすべて浜松の特産品。袴はピアノの鍵盤、羽織の紋はミカンです。

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そしてちょんまげは浜松名物のウナギです。家康くんは2013年「ゆるキャラグランプリ」で第2位に、そして2015年には念願の優勝を果たします。

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「直虎ちゃん登場!」

家康くんも充分に可愛いのですが、さらに可愛いキャラ「直虎ちゃん」が2016年登場しました。もちろんNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のマスコットキャラクターです。頭にトラの耳、そして後ろにトラの尻尾を付け、ウナギの杖を持っています。額には井伊家の家紋。直虎ちゃんは家康くんとカップルで様々なイベントに出没しています。

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歴史解説者の磯田先生の講演会を聞きに行ったところに居合わせた直虎ちゃんと家康くん。4ショットです。(2016年9月)

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静岡県西部と愛知県東部のゆるキャラが一同に会した浜松市北区祭(2017年3月)。ひこにゃんがゲストです。

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直虎ちゃんと家康くんの間にいるのは、のちに井伊家が城主となる彦根城の「ひこにゃん」です。ゲストとして招かれました。

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市内を走るバスにも家康くんと直虎ちゃんがラッピングされています。バス以外にタクシーや電車(遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道)にも。

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巨大な直虎ちゃん登場。イベント会場に設置される子どもたちの風船遊具です。

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浜松市内のあらゆるところにキャラクターが登場します。浜松市職員の名刺に印刷されているのはもちろんのこと、その他様々な印刷物や掲示物に。こちらは市内の共通駐車券です。
さてダブルキャラクター体制となった浜松市ですが、大河ドラマ終了後も直虎ちゃんキャラを続けるのかどうか、これを書いている時点では明確になっていません。

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