延暦寺・西塔 - 2006年9月23日
Saito, Enryakuji Temple - September 23, 2006

平安時代初期の最澄により788年、比叡山の山腹に開かれた天台宗の本山。天台宗の円仁、円珍、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞、臨済宗の開祖栄西、曹洞宗の開祖道元、日蓮宗の開祖日蓮など多くの名僧が延暦寺で修行した。「日本仏教の母山」。堂塔は主に、東塔（とうどう）、西塔（さいとう）、横川（よかわ）の三カ所に所在する。（滋賀県大津市坂本本町）

西塔は根本中堂のある東堂からほど近いところ（車で５分ほど、散策道を歩いても良い）にあります。東堂に比較して観光客は非常に少なく静かにお参りできます。こちらは「にない堂」（重文）。

「修行中に付き静かにお願いします」の立て札がありました。中からは読経の合唱が聞こえていました。こんなに美しい苔を見たのは初めて。修行僧でなくとも心洗われます。

「にない堂」は左右対称に同じ形のお堂が造られていて、こちらは左側の「常行堂」です。

こちらは釈迦堂。正式名は「転法輪堂」（重文）。1347年の建立の園城寺金堂を移築したもの。

釈迦堂にそそり立つ杉の巨木。